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勝つ権利を与えられなかったグループのなかでは最上位

今シーズンの我々に対する性能調整について金曜日にGT-Aのメンバーと話し合いを行った。
エンジニアやドライバーは明日の予選に向けて鋭意セットアップを重ねているなか、ライバルたちは次々と好タイムをマーク、セッションが進むにつれて110号車は順位を下げていく。他のポルシェ勢に対して+50kgの性能調整が利いている・・・そもそもGT3Rのほうが最高速までの到達スピードは圧倒的に速く、最高速自体も確実に110号車を上回る、+50kgの理由を問うと「他のポルシェに対しての調整」だという。!??意味がわからず再度訪ねると「RRの3Rと比べてMRのボクスターが有利だから」との回答、はてさて、ではZとGTRがもし同時にエントリーしたら両車は同じNISSAN車同士として性能調整をおこない、セリカとMR-Sも同じ理由で性能調整が必要になる理屈だ!どう考えても可笑しい。理由は後付けで「とにかく速すぎたから押さえておけ」というのが本音であろう、その効果は翌日すぐに現実のものとなった。タイサン26号車に0.4秒の差をつけられ2'05.180で予選14位、当初5秒を切れなければスーパーラップ出場は難しいと考えていたが実際は4秒台に13台という激戦、2'02.254の13号車を始め5台がコースレコードを記録した。4秒台までは箱車の領域、しかし2秒台をエンジンパワーに頼らず達成するためには空力性能が不可欠な領域に入ってくる、当然のことながら予算面で風洞施設を利用できないプライベーターにとっては手探り状態での開発となる。幸いなことに黒澤選手・光貞選手ともにフォーミュラーニッポン&GT500経験者、的確なアドバイスとその経験値が今後生かされてくるだろう。さて、決勝レースに話を移そう、14番手からのスタートで上位を目指すため我々がとった作戦は皆さんも既にご存知のとおり、スタート黒澤選手がソフトでスパート、ショートで光貞選手と交代、ミディアムで走りきる作戦だ。結果は他車のミスにも救われ6位でチェッカー、勝つ権利を与えられなかったグループのなかでは最上位、ドライバーとチームはミスなくレースをコントロールした現時点で望みうる最上の結果だった。

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